古典に学ぶ生きやすさ7~孟子流!キャリアカウンセリング?!~

身近な古典
fujiwara さんによる写真ACからの写真

こんにちは。ハルちゃんです。
安定しない天気が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は5月からちょっとカラダが重く、ゲンキが出ずに、医療機関で検査を受けたら

❝『中性脂肪』の数値が低すぎるから食生活を改善して下さい❞

と診断されました(食生活の完璧さには自信があったのですが。。。)。
加えて、自律神経が乱れているとのことでした。いやはや、このサイトで色々うんちくを言っている私自身としては不覚なところでゴザイマス( ノД`)…
そこで、体調を整える為に色々やりました。
そして6月後半に入り、カラダの調子は元に戻ってはきました。

皆様も体調にはお気をつけ下さい(コロナもありますからね)。


さて、今回は再び中国古典のお話です。本日とりあげますのは孟子です。孟子は中国の儒学者で先達者には孔子がおります。孔子とセットで『孔孟の教え』なんて呼ばれることがあります。また、後輩(って表現であってるかな)には以前ご紹介しました荀子がいます。荀子の学説が『性悪説』であるのに対して孟子は『性善説』に拠ってたちます。そんな孟子の言葉の中からライフキャリア&ワークキャリアに有益な内容をピックアップしていきたいと思います。

注)本記事での内容はあくまでハルちゃんの個人的主観に基づく考察となりますので予めお含みおき下さい。

ただ頑張ればいいというものでもない。何にどう頑張るかが大事

《Beruta さんによる写真ACからの写真》

最初は軽~くジャブ。基本的なところから見ていきましょう。仕事でもプライベートでも何かしら取り組むテーマがあるでしょう。ここでお伝えしていることはそのテーマと自身の具体的な取り組みの内容を指しています。仕事なら○○プロジェクト。プライベートであれば将来に繋げる為の勉強等が該当するでしょう。
当然、高いモチベーションでバリバリ進めていくかと思われますが、そのスタート及び取り組み方が大切であると言っている件(くだり)が孟子の著書『孟子』の中に登場します。以下に引用します。

木に縁りて魚を求む(きによりてうおをもとむ)  《孟子からの引用》

単純にいうと、魚を手に入れる為に木に登ったところで魚を得られることはない、ということをいっています。何せ、魚は海なり河なり湖なり水の中に住む生き物ですからね。
目的に対して適切な取り組みを行うことは重要です。これらは仕事や学問、スポーツ等それぞれの分野に当てはまり、人生においてもいえることになります。極端な例ではありますが、

❝統計学の知識が必要な資格を取得するためには算数の理論をガッツリ学ぶ必要があるのに、歴史の勉強をひたすら頑張っている❞

なんて状況を想像いただければイメージしやすいと思います。
仕事であれば自分の強みと立ち位置を明確に把握して行動することが大切であると思います。ゴールが予めはっきりしているのであれば尚更ですね。

さらに、上記『木に縁りて~』と通じ、且つ世の中の道理にも言及しているともいえる件(くだり)を下記にご紹介します。

じ基ありといえども 時を待つに如かず(じきありといえども ときをまつにしかず)  《孟子からの引用》

『じ基』というのは畑を耕す農具を指しています。

❝どれほどハイスペックでクオリティの高い農具を揃えていようと、それを用いて行う農作業の季節が的外れであっては収穫に結びつくことはない❞

ということをいっています。
一方で

❝粗悪で無骨な農具であっても、適切な時季に農作業を実施することで相応の収穫が可能❞

ということがいえます。
つまり

高い知識、スキルがあったとしても、それを活かすタイミングを誤ると本来のポテンシャル通りの結果に繋がらない

ということが読み取れます。ここでいう『時季』、『タイミング』は現代社会の言葉で言い表すのであれば『勢いに乗っている時』『波に乗っている時』と捉えるとよいでしょう。
このように、物事には行動を起こす時期、タイミングが大きなポイントとなることは必定といえるのではないでしょうか。

私の個人的なハナシですが、10年以上前、まだ若手だった頃、仕事でとある提案をしたことがありました。その提案はあっさり「意味がない」と一蹴されました。そして翌年。全く同じ提案を後輩がしました。そしたら「それ、いいね!」みたいな感じで見事採用されました。
マ、当時の私自身の実力不足だったり勉強不足だったりといった側面は否定できませんが、自身の立ち位置や実力に応じた行動と、それを起こすタイミングの重要さを考えされられる体験でした。

決定的なポイントは重大局面における意思決定と行動

《toya さんによる写真ACからの写真》

上記では頑張り方について進めてまいりましたが、ここではその頑張りを続けられるか否かによることをお伝えしてまいります。生きていると様々な「決定的なポイント」というのが訪れるものです。
それは、大きな困難にぶち当たり、ココロが折れそうな時だったり、別の誘惑に翻弄されて本来の目的を見失いそうになったり、又はここでの選択で人生が大きく変化するようなまさに「人生の岐路」とも言うべき場面が相当します。
以下にご紹介する件(くだり)はそんな局面が訪れたときに役に立つ言葉だと思います。

已むべからざるに於いて已むる者は、已まざる所なし(やむべからざるにおいてやむるものは、やまざるところなし) 《孟子からの引用》

やめてはいけない局面で物事をやめてしまう人は何をやっても中途半端なことしかやれない
ということをいっています。
何かを成し遂げるに当たって

❝ここが頑張りどころ❞
❝踏ん張りどころ❞

といったキツいタイミングというものが存在するかと思います。そんな時に、やり遂げるか、はたまた投げ出してしまうのか、どちらを選択するかでその後の展開は大きく異なるでしょう。
*勿論、明らかに結果が見えていれば『戦略的撤退』もアリですが。。。

また、ライフキャリアで考えてもこの言葉はとても重要といえます。
例えば、進学や海外留学、就職活動、転職、結婚等、それ以外でも人生では上記の通り「決定的なポイント」といえるべき「重要な局面」「ライフイベント」が折々で訪れます。
大きく且つかなりの負荷もかかることがある試練であるだけに、気が重く腰が上がらなかったり、ビビって躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな時にこの言葉を思い出すと、チカラも湧いてくるのではないでしょうか。

現実に則したライフキャリア

《Beruta さんによる写真ACからの写真》

孟子は結構現実主義的な内容にも言及しており、資本主義社会、延いては生物の弱肉強食における残酷な現実を直視していると捉えられる内容にも触れています(もはや『カウンセリング』の域を超えていますね💦)。
それがこちらになります。

恒産なければ、よって恒心なし(こうさんなければ、よってこうしんなし) 《孟子からの引用》

恒産というのは所謂「収入」なり「蓄え」といった生活を維持するに足る資源、手段をさしています。これを無くして人に適切な道徳心や正しい行いを期待するのは現実的ではないということをいっています。
これを人生全体において言いかえるのであれば、安定したライフキャリアを実現するには相応の金融資産、経済力が必要であるといえます。

以前『ライフキャリア格差』をテーマにした回で経済的な事由により自身の納得がいく教育が受けられないまま社会に出ざるを得ない場合がある、という主旨のことをお伝えしましたが、この言葉は正にそこを示していると思います。


また、これは私自身の個人的な考えではありますが、金融資産や経済力というのは何もお金をたくさん持っていることだけが必ずしも重要というわけではないと思っています。モチロン、豊富な金融資産は大切ですし、私もそれを目指して資産運用はしています。しかし、それよりももっと大切なのは『金融リテラシー』だと思うのです。適切なお金の使い方、お金との正しい向き合い方をしていれば、仮に労働収入に満足がいってなかったとしても、コツコツでも結果的にお金を増やしていけるようになると思うのです。
今ではポイ活やふるさと納税といったようなシステムがあります。NISA等を駆使して投信積立も有効でしょう。これらを上手く活用していくこともひとつの金融リテラシーだといえるでしょう。

やや乱暴な表現になってしまい恐縮ですが、お金への認識の疎い人から教育、養育を受けた人は同様にお金に対する認識が薄くなる可能性が高くなるでしょう。
それは当然、その人のライフキャリアに大きな影響を及ぼすことになると思うのです。

まとめ

《FineGraphics さんによる写真ACからの写真》

ここまで色々お伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
内容を整理しますと、
まずは「木に縁りて~」の件(くだり)ですね。
頑張り方の話。目的、目標を見つけたらそこに到達するために最も有益な事に効率的な方法で取り組むことが大切であるということ。
方向性といったところでしょう。

続きまして「じ基ありといえども~」になりますね。
いくら上記の方法を実践できたとしても、実行するタイミングを誤ると期待しているような結果が得られないので注意が必要ということをご紹介しました。
やはりタイミングですね。

「已むべからざるに於いて~」のところでは
重大局面における、その取り組む姿勢や諦めずに進んでいく覚悟、心意気について触れました。

そして最後の「恒産なければ~」のところでは
上記3点を実践するには安定した経済力が必須であることをご紹介しました。
基盤固めになりますね。

以上4つを子どもが成長して社会人になっていく順序で以下のようにフェーズ別けしてみました。

段階1:基盤固め→ここが基本のきで最も重要だと思います。一般家庭であれば『ライフイベント表』等を駆使して賢く経済力を高めることが大切です。また、次の段階に向けて子どもの引き出しを広げるという意味でも、より多くのことを体験する機会を設けてきっかけづくりをすることが大切でしょう。

段階2:方向性→何を目指すかによって活用する資源(教育機関等)も異なると思います。将来会社を興して経営者になりたいのであればMBA取得を視野に入れた取り組みを想定するなど目標とそれに対する行動をはっきりさせておくことが重要です。高校生くらいの年齢であれば進路指導の教諭に積極的に相談するのが有効です。勿論、親御さんの後押しも大切です。
起業に当たってその下積みとして一般企業に就職するのであればどのような分野の職業に就くかの選択も重要ですね。

段階3:タイミング→経営者を目指すのであれば、どのタイミングで起業するかというのがひとつのポイントとなります。論理的な思考判断と併せて、その時点での自身の状況が追い風なのか否かを感じとるセンスも重要になります。

段階4:重大局面→見事起業したとして、その後様々な荒波が訪れることもあるでしょう。新たな分野への進出の決断を迫られたり、はたまた経営難にぶち当たったりと何が起こるかはその時になってみないとわかりません。そんな時に忍耐強く続けてその荒波に打ち勝てるかどうかが問われます。
また、プライベートでは結婚等のライフイベントもあるのではないでしょうか。
ビジネスだけでなく、プライベートでの重大局面も等しく重要です。



いかがでしたでしょうか。ここまで書いた私自身もこの4つの重要性を改めて実感しました。
紀元前の中国の思想でキャリア理論に通ずる考えが見いだせることにやはり感動をおぼえるのでした。

おまけ

冒頭で体調のことをお話しましたが、元に戻るまで結構大変でした💦
改善した生活習慣は主に食事量を増やしたことと、スマホやパソコンから少し距離を置いたことでした。スマホやパソコンのブルーライトも自律神経に悪さをしているのではないかと勝手に考えたのです。
また、オフの日には割と自分のペースで

❝やりたいことをやりたいときにやる❞

❝無理をしない❞

ことを徹底しましたね。
休日は割とスケジュールを色々詰め込んでいたこともありましたのでそこを一旦リセットしてみたのです。
その影響で今回テーマの執筆も時間がかかってしまいましたが、おかげ様で体調も改善しましたので一安心しています。
正直なところ

❝全身のチカラが抜けるような倦怠感❞ *コロナではありません💦

が1ヶ月以上続き、少~し不安でした。

ちなみに、仕事は普通に行ってましたよ。ホントにキツかったですね。気力だけでやり切った感があります。こんな思いはもうしたくないものです。

来年2度目の成人式を迎えるという年齢的な部分もあり、今後は自分の心身との向き合い方も考えていく必要があると思いました。これもひとつのライフキャリアですね😅

というわけで、今回は以上となります。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました