思い出とともにエリクソンの発達段階を考える

こんにちは。ハルちゃんです。桜が散り、今度は新緑の季節の到来ですね!こんな状況ですから行楽というわけにはまいりませんが、自然は変わることなく彩をみせてくれています。
さて、前回の記事でユングの「人生の正午」についてお伝えしましたが、今回は遡って子ども時代の思い出を振り返りながらエリクソンの発達段階について書いていこうと思います!

エリクソンってどんな人?

E.H.エリクソン(1902~1994)はドイツ出身(後にアメリカ国籍取得)の心理学者です。A.フロイトに師事し、その後『同一性(アイデンティティ)』の概念、エリクソン独自の理論を展開するなどの活躍をしました。エリクソンの理論は心理学にとどまらず、多様な分野に影響を及ぼしたといわれています。

8つの発達段階

エリクソンはライフサイクルの研究において、人間のライフサイクルを8つの段階にわけ、各段階で達成するべき課題を設けています。ここで人間は自身のあり方について選択をする必要があります。この発達段階での課題に直面するタイミングは「心理社会的危機」と呼ばれており、各段階でこの危機をクリアしてその先へ進んでいくことになります。各段階で達成するべき課題にはそれぞれ人格のプラス要素とマイナス要素が対になって存在(内容をわかりやすくする為、ここではプラス要素マイナス要素という表現を使用しております)し、そのどちらが強いかが重要になります。例えば今回ご紹介する学童期であれば「勤勉性 対 劣等感」になります。勤勉性の要素を多く持ちプラスの方向で課題がクリアできたか、若しくは劣等感を強く持ってその局面を通過したかということになります。ただし、プラス要素(ここでは勤勉性)だけが良いのかといえばそうではなく、両方を理解しつつ、且つプラス要素の割合を多く持つことが重要だといわれています。確かにそうですね。8つの各段階は下記の通りです。
*書籍やメディアによって表記が異なる場合があります。

①乳児期   信頼感 対 不信感
②幼児前期  自律性 対 恥、疑惑
③遊戯期   積極性 対 罪悪感
④学童期   勤勉性 対 劣等感
⑤青年期   同一性 対 同一性拡散
⑥初期成人期 親密性 対 孤立
⑦成人期   生殖性 対 停滞
⑧老年期   完全性 対 絶望

さすがにこの8つ全部説明するのはキツイので、今回は④学童期についてみていこうと思います♪

学童期の課題   ~勤勉性 対 劣等感~

学童期は年代でいえば、幼稚園から小学校卒業くらいまでを指します。ここでの課題は「勤勉性 対 劣等感」となります。幼稚園や学校教育などを通して学業で結果を出したり、何かを作り上げたりすることで自信がつきます。また、相応の結果をもたらすにはここでいう勤勉さが重要なファクターとなります。自分に自信をつけて物事を達成する楽しさを感じ、「自分はできる」という認識を持つことが大切です。この課題に失敗すると、上記と逆の感情、まさに劣等感を強く持つようになり、その後のライフキャリアにおいてマイナスに働きかねません。
100人の子どもがいれば当然、それぞれ個性があり特技も違いますよね。クラスメイトや友人との適切な切磋琢磨ができれば良いのですが、中には「自分は彼らのようにできない、ダメな人間だ」なんて考える子どももいるかと思います。自分自身の得意分野を伸ばすアプローチができるように周囲の教育者がサポートできると良いですね!もちろん、不得意な分野に挑戦することも大切ですが。

ハルちゃんの学童期 思い出話あれこれ

さて、ここからは私の個人的な思い出話をしていこうと思います!私と同年代の方であれば共感できる部分もあるかと思います笑 そうでない方もお馴染みのトピックがあると思いますので読み進めていただけましたら幸いです。

~幼稚園時代~
藤子・F・不二雄氏原作の「ドラえもん」のアニメをよくみていましたね。
金曜夜7時はドラえもん。そして翌土曜8時はごきげんテレビでした!
あと私、3月生まれなのでよく周囲の友人から「一番年下」だってネタにされていましたね笑

~小学生低学年~
やっぱり「ドラえもん」みてました笑 あと、同じく藤子・F・不二雄氏原作の「チンプイ」ってアニメもみてました♪当時は何も考えずに夢中でみていましたが、科学技術をテーマにした世界観が今でも感銘を受けます!
また、歌手の荻野目洋子氏や工藤静香氏の楽曲をカセットテープで聴いていましたね。
余談ですが、最近(なのかよくわかりませんが)ネットなどで「デュクシ」という効果音を説明しているのを目にしました。「デュクシ」とは、男子児童がよく発話する効果音のようですね。私が小学生の時でこの「デュクシ」が使われていたかは覚えていませんが、当時「ズシッ!ズシッ!」と発話しながらストロークをカマしてくる男子児童はいました笑

~小学生高学年~
ファミコン(この辺りからスーパーファミコンでしょうか)を持っていなかったので専ら持っている人の家に訪問してPLAYしていましたね。下手でしたが。また、駄菓子屋さんには足しげく通いました。そこに設置してあるゲーム機に皆で群がって盛り上がっていました。今のようにスマホなんてありませんでしたしね笑
当時はまだ近所に何軒か銭湯がありました。土曜日には時々夕方に銭湯で一風呂浴びて、ロビーのテレビで冨樫義博氏原作のアニメ「幽☆遊☆白書」をみるのが至福の時間でした。あと、鳥山明氏原作の「ドラゴンボール」もよくみていましたね。
はぐれ刑事純情派」や「遠山の金さん」「暴れん坊将軍」といったテレビドラマもこの頃からよくみていました。

以上、今回は学童期の発達課題及び思い出話と、なかなか緩い感じになりました!(^^)!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
自身の思い出を振り返ってみて「結構ノビノビやってたんだなぁ」と思いました。オーディオ環境もかなり変わりましたね。かつてはカセットテープ聴いてたのがやがてCDになり、そして今、この記事をiTunes聴きながら書いています。そう考えると感慨深いものです。社会が発展して便利な環境になり、それは良いことではありますが逆に不便な環境だからこそ味わえる感動も当時はあったとしみじみ感じてしまいました。

変わらず新型コロナウイルスによる影響で緊迫した状況が続いています。外出も思うようにできずストレスがたまることもあると思いますが、創意工夫をこらして何とか乗り切っていきましょう!
それでは!

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